インプラント
- 義歯よりも、もっとしっかり噛みたい
- 固定式の歯が良いけど、前後の歯を削らない治療方法を選択したい
歯を失うと、噛む力が衰えたり、空いたスペースに前後の歯が倒れてきて、お口の中の全体的なバランスが崩れてしまいます。すると、歯が1本なくなったことをきっかけに、お口の中だけでなく、体全体の健康にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
歯が無くなった場合は、放置せずになるべく早く治療をしましょう。

インプラントを含め、失った部位に歯を入れる治療は、噛み合わせを回復させるだけでなく、残った歯を守るという役割もあります。
どんな治療も、もともと生えている天然の歯に勝るものはありません。なるべく前後の歯がもろくならないように、また、噛みあう歯が傷付かないようにすることを念頭に置いて、治療を進めていきます。
当院のインプラントは、デンツプライシロナ社のAstra Tech Implant System®を採用しています。アストラテックは、ほかのメーカーと比較して周辺組織への負担が少なく、かつ骨吸収も少ないことが特徴です。インプラント体に対してアバットメント(土台)をバットジョイント(面と面が段差なくぴったり)で適合させるのではなく、敢えて1サイズ小さいもので適合させ、インプラント体とアバットメントのジョイント部分(接合部)を意図的に辺縁骨から離します。骨の吸収抑制は、既定のバットジョイントから、プラットフォーム(インプラント体とアバットメントの接合部)を意図的にスイッチさせることに起因しています。
このアストラテックが構築したシステムを、ほかのメーカーが模倣しているというのが現状です。(2025年現在)
欠損部位を補う治療の比較
| 項目 | 保険のブリッジ | 保険の義歯 | インプラント |
|---|---|---|---|
| 来院回数/治療期間 | 最短2回。短い | 最短3回。やや短い | 半年程度。長い |
| 見た目 | 頬側は硬質レジンという白い材料を貼り付けますが、強度を出すために金属も使用しています。 噛む面や舌側は銀歯になるイメージです。 | 義歯が外れたり、動いたりしないように、隣り合う歯に金属のバネをかける必要があります。このバネがあるために、見ためが劣ると感じる方が多いです。 | 骨に埋入した土台が、歯ぐきから立ち上がるので、天然の歯のような自然な仕上がりになります。 |
| 違和感 | 削ったところに被せるタイプ(固定式)なので、違和感は少ないです。 | 補う歯の本数が少ないと、違和感も小さい傾向にあります。 慣れるまで異物感が大きく、活舌への違和感は大きいです。 | 感じる方は少ないです。 |
| 他の歯への負担 | 失った歯の前後の歯を削ることで土台を作り、失った部位を補う形の被せ物をします。 土台となる前後の歯に、もともと被せ物が入っている場合は、1度外して作り直すイメージになりますが、そうでない場合は、健康な歯を削ることになります。 | 食事をとった際に、義歯が歯ぐきへ沈みこまないように、隣り合う歯の噛む面に小さな金属の突起(レスト)を乗せる必要があります。 噛み合わせの関係上、レストを置くためのくぼみを作らなければならない場合があります。 また、義歯が受ける噛む力をバネをかけた歯、歯ぐきで負担します。 | 基本的にはないです。 しかし、歯の無い期間が長く、前後の歯が倒れてきている場合は、矯正治療でまっすぐに起こすか、わずかに切削して平行性を確保する場合があります。 |
インプラント治療の流れ
- 問診、検査と診断
まず初めに、心臓病や脳血管疾患、糖尿病などの既往があるかなど、全身状態の確認をします。医師により適切な治療がされていない持病がある方は、医科の治療を優先していただくか、インプラント治療が適応とならない場合があります。
次に、パノラマレントゲン写真撮影やCT撮影を行い、インプラント埋入予定の部位、及び周囲の歯牙や骨の状態など全体的に検査、確認します。
歯の型取りを行い、噛み合わせの診査とインプラントを埋入した後に被せる人工歯の形態をシミュレーションします。 - 治療計画の立案
インプラントが可能と診断した後、本物の歯が入るまでの治療計画を作成し、治療の内容、流れ、そして期間を確認します。
- 初期治療、インプラント体埋入の準備
欠損部位(インプラント埋入予定の部位)が適切な状態であっても、周囲の歯に虫歯があったり、歯周病が進んでいる場合は、そちらの治療を優先する場合があります。
口腔内の環境が整ったら、インプラントを埋入するためのマウスピースを準備します。 - インプラント体の埋入
当日の健康状態が問題なければ、インプラント体の埋入を行います。術後2、3日は痛みや腫れがありますが、そこをピークに良くなっていくことが多いです。
- インプラント安定性の測定、型取り
埋入したインプラントが骨と結合するまで、半年程度時間を置く必要があります。一定の期間が経過したのち、専用の機材でインプラント体の安定性を評価します。
安定が確認できたら、骨に埋入したインプラント体とアバットメント(土台)を準備するための型取りを行います。 - アバットメントと仮歯の装着
インプラント体にアバットメント(土台)と、仮歯を装着します。この段階では、歯の形態や噛み合わせの強さ、口腔内との調和はまだ確実でないことが多いです。患者さんの感想や要望をもとに仮歯の交換を行うなかで、患者さん一人一人に合った歯の形態を模索します。
- 人工歯の装着
適切な形態や噛み合わせが確定したら、最終的な被せ物を装着します。
- メインテナンス
本物の歯が入ってからがとても大切です。せっかく入れた歯も適切なメインテナンスができていないと、歯ぐきが腫れてきたり、周囲の骨が吸収されて揺れてきたりします。自宅でのセルフケア、医院でのケアの両方を行うことで長持ちさせることができます。どちらかを怠ってもインプラント自体やインプラントの前後、または噛みあう歯、周囲の粘膜にトラブルを起こしやすくなってしまいます。
時間とお金をかけて行った治療が長く機能するように、一緒にメインテナンスを行っていきましょう。
また、当院では、自費での治療で被せ物をした患者さんに、就寝時に装着するマウスピースの製作と使用をお願いしています。寝ている間に、被せ物や周囲の歯が欠けたりすることを防ぐ役割があります。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 奥歯 | 350,000円/3年保証 |
| 前歯 | 400,000円/3年保証 |
※保証は4か月ごとの定期検診を継続的して受けている方に限ります。
※サージカルステント(インプラントを適正な位置に埋入するための装置)、インプラント手術、鎮痛剤などの薬代、ナイトガード製作、仮歯の交換の費用をすべて含みます。
